が、このスパコンの一番でなければならないのかという質問は、そうした質問とは根本的に違う。
ここで問われているのは、一番速いスパコンを開発することでスパコンの技術を高めるという話ではない。
ここで問われているのは、日本の科学の進歩にとって、世界で一番速いスパコンが一台必要なのか、それとも二番目のスピードでもいいから複数台必要なのか、あるいは一番速いスパコンで、あるシミュレーションを行った場合と二番目に速いスパコンでシミュレーションを行った場合に、結果が出るまでに何分の差があるのか、その差を最終成果物が出るまでに埋める方法がないのか、ということである。
そういう質問であるということを理解した上で、論文を一番最初に出さなくてもいいのかというような質問のふりをして、一番を目指さなくてもよいではないかとは科学をわかっていない等と反論してみせる学者がいるが、予算を減らされたら困るという互いの傷をなめあっているだけだ。
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